スパム業者
  • スパム業者に共通する特徴

スパム業者の多くは、自分の利益のためなら、他人が如何に不快になろうとも意に介さない手合であるというのが、多くの人が持つ、共通的な意見であろう。

またそのような顕著な特徴以外にも、注意深く観察する事で、幾つかの共通事項が見えてくる。

送信者の会社名などはダミーである 
まったく違う名称の会社名で、まったく同じ内容の広告が届く事がある。これは彼等がオプトアウトで受信を拒否されても、別名称の会社から同じ内容を送れば良いと考えて居るためと思われ、実際一社に受け取り拒否のメールを送信すると、同じ内容の別会社名による広告が次々に来る事になる。また利用されているサーバのWhois結果を見ても、送信会社名はまったく関係無い(おそらく架空会社名)事が判る

中には、今に至るまでの歴史上の人物や創作物上の架空人物の名を騙った登録まである。 また、関係ない第三者のPCが、SMTP機能を有するスパイウェアやウイルスによってある特定のポートを開放され、「ゾンビPC」と呼ばれる送信端末に仕立て上げられてしまうこともある。

メールアドレスのリストは業者間で盛んに売買されている 
あるメールアドレスを一定期間掲示しておき、一つの業者がロボットを使ってメールアドレスを収集したら掲示を止めると、まず最初の業者から広告が届き、2週間程すると、別口の業者が広告をよこしてくる。更に待てば、指数的に受信広告数の種類が増える。この事から、数週間単位で業者同士が盛んにリストの売買を繰り返している事が推察できる。一部の業者はこのようなリストを作り盛んに売買しているといわれている。
電話などの連絡先は嘘である 
メールに記載された電話番号や、使用している(広告対象の)サーバのWhois検索で知る事の出来る電話番号は使われていなかったり、誰も応答しなかったりする。
寡占化傾向が強い 
継続的に広告を送り付けてくるスパム業者と、(オプトアウト受信拒否していないにも関わらず)比較的すぐ反応が無くなるスパム業者の差が激しく、短期に消滅する業者は、設備的にも貧弱な事がうかがえる上に永らえて半年程度だが、1年以上繰り返し送り付けてくる業者は、盛んにメールアドレス検索ロボット(スパムボット)を巡回させるなどの設備面での充実がうかがえる。

これら幾つかの特徴は、ほんの一例に過ぎないと思われるが、常習的なスパム業者の大半は、到底商取引上の常識的な倫理観に欠けると思われ、こと日本国内の迷惑メール送信者に至っては、いずれもきちんとした業務体制を持たない家内制手工業の域であると思われる節もある。それだけに「ビジネスライクな誠意ある対応」は望むだけ無駄かもしれない。

  • 出典: ウィキペディア